目標に向かうと言うこと
今朝、先生から私とルーキー宛にメールが来た。
カスミ先生が、私とルーキーのことを一番褒めていて、ラクスシャルキの流れが身体に入っている、この前よりも格段に上達している、努力して練り上げているのが目に見えて分かる等等とおっしゃってくださったようで、もちろん日々指導をしている先生もお喜びのようだ。
まーとはいえ、「以前より上達している」というだけなので、逆にしていなかったらやだな、っていうことなんだけどさ。
でも「ラクスシャルキの流れが身体に入っている』と言われたことはやはり嬉しい。
同じ指導を受けていて(そうじゃない人もいるけど)何故、私とルーキーだけがそういわれたのかを検証してみると
アラブ音楽をずっと聴いている
ということがあげられると思う。
アラブ音楽と言っても、ほぼエジプトの音楽。
Belly Dance Super Starsのようなアメリカ産アラブミュージックではなく、シャービィやオンム・カルスーム、アブデル・ハリム・ファゼスなど往年の大歌手の曲など。
特にルーキーはしょっちゅう曲を買っていて
「これいいよね」
というと大抵
「あ、もってますよ」
という。
彼女はエジプトの作曲家もよく知っている。
こうしたエジプトの音楽、特に歌は「タメ」が多い。
私もルーキーも曲をカウントして踊らない。どちらかというと歌いながら踊るタイプ。
逆にカウントが取れないのだ。
それはこの「タメ」のせいだと思う。
これが耳で聞いて覚え、身体に伝わっていくのには結構時間がかかる。
でもこの「タメ」を意識するかしないかの違いは踊るととても大きいモノだ。
あと
日本じゃない文化にしょっちゅう触れている
ということもあるかもしれない。
やっぱり
日本人じゃない人の「異質感」に慣れること、それが普通になることは、日本舞踊以外のダンスでは必要な気がする。
特にルーキーは、みどりの渡印並みにエジプトに行く。
カスミ先生がよくいうのは
エジプトに来てください。
ワークショップ、レッスンやダンスを見なくてもいい。
それよりもエジプト人と沢山話してください。
彼らの生活を見てください。
そのことの方がレッスンを受けるよりも大事です。
と。
ルーキーは
「エジプト人はこうなんですよ」
とよく言ってる。
こういうのが分かってるか分かってないかでも踊りに差はでるような気がする。
でもなんといっても私とルーキーの共通点は
目標が「木村カスミ舞踊団(仮称)海外公演」であることだ。
その辺のレストランでレギュラーで踊ることは目標でもなんでもないし、日本でプロダンサーになることでも、インストラクターになることも目標ではない。
今のところ、私にもルーキーにも「カスミ先生といっしょに海外の舞台で踊ること」以上の高い目標が見当たらない。
何かイヤなことがあっても
「私達は木村カスミ舞踊団(仮称)を目指して頑張りましょう」
と励まし合ってきた。
これを冗談じゃなく、本気で目標として取り組んできたのが私とルーキーだった、ということじゃないかと思う。
そしてそれはこれからも変わらない。
思えば、みどりとなおみの活動の原点はIDMKの名の通り
インドで大道芸人を目指す
ことだ。
目標は
インドでインド人を驚かせる
インドでインド人を踊らせる
クイーンハリシュと共演する
だったと思う(爆)
なんて高い目標なのだろうか。吉田都もびっくりだ。
でもぐだぐだしながらも、みどりとなおみはこの目標に向かっている、はず・・はず・・はず・・・・・・。
なおみはまだボリウッドミュージック、インド音楽が身体に馴染んでないので、修行の一環としてもっと曲を聴く事から始めようと思う。
今年の目標は
インド人ダンサーとの共演
にしよう(爆)